
こんにちは。
10月に家庭菜園のナスが大量にとれまして、干しました!
バケツ一杯分のなすが冷蔵庫に入らず、小さくして長期保存するために、初めての干しなす作りです。
雨の日が続いたため、天日干しとオーブンの両方での乾燥となりました。
さらに、干しなす料理にも挑戦。
諦めていましたが、最後の砦の母に託したら、正解を導きだしてくれました!
こんな料理の失敗と成功も書いていきます。
手元にある干しなすを「どうしていいか分からない」方に役に立つ記事になっています。
とういうわけで、今回は、干しなす作りから美味しくいただくまでのお話です。
干しなす作り
早速、干しなす作りについてです。
冒頭に書いたように、今回は、天日干しとオーブンの両方で乾燥させました。
セミドライではなく、カシャカシャと音がするくらいカラッカラの干しなすです。

手順は以下の通り。
干しなす作りの手順
- なすを5mmくらいの薄切りにする
- お酢を少し入れたお水につける
- 水気を切って天日干し
- 天候などの状況次第でオーブンで乾燥させる
なすを5mmくらいの薄切りにする
初めはあまり考えずに薄切りにしたのですが、結果この切り方が良かったと思ったのでそのまま紹介します。
なすを5mmくらいの幅で、縦に薄切りにします。

薄めの方が干しなすを使った料理に合っていると思いますし、なにより、厚く切ってしまうと乾燥に時間がかかります。
また、丸い形でもよいですが、縦に切った方が料理の時に扱いやすいと感じたため、縦にしました。
お酢を少し入れたお水につける
続いて、お酢を少し入れたお水に少し浸けました。
ネット上には、お酢派と塩派がおられましたが、初めに見た情報がお酢だったので、そうしました。
私自身、お酢はサラダ等を長持ちさせたい時に入れますし、野菜の水けを切りたい時には塩をふるので、どちらも理にかなっているように思います。
水気を切って天日干し
そしていざ、天日干しです。
この時10月だったのですが、雨の日が多く、少しだけ晴れ間が差した時を狙って天日干ししました。

しかし、湿気も多くなかなか渇かず、さらに連日雨予報が続きました。

このため、早々にしびれを切らして、2日後くらいにはオーブンでの乾燥に切り替えました。
天候などの状況次第でオーブンで乾燥させる
連日の雨予報で天日干しを諦めた私は、オーブンで最後まで乾燥させることにしました。
100℃でまず2時間やってみて、なすの状態を見て、1時間なり30分なり時間を追加していきます。
触ってみてヘナっとしている部分がないように、カラッカラになるまで乾燥させます。

そしてカラッカラになったら少し冷まして、食品用乾燥剤と一緒に密閉袋にいれて完了です!

以上、干しなす作りについてでした。
初めての干しなす料理が失敗
続いて、干しなす料理についてです。
結論から言うと、いつも普通のナスで作っているみそ炒めを作ったら、失敗しました。

作った手順は「ナスを水で戻す⇒万願寺となすを一緒に炒めて、味噌、酒、砂糖を絡めながら炒める」です。
なすの味は凝縮されてよかったのですが、形と食感がこの料理には合わず(もしくは私の調理が下手過ぎて)美味しくなかったです。
今から振り返って思う失敗の原因は、以下の通り。
これに尽きます。
なすを水で戻した時に「どういう状態でどういう食感なのか」考えないまま普通に調理してしまいました。
結果、ただただ食感のせいで美味しくなかったです。
しかし、細かくしたからといって美味しく作る自信もなく、、
残りの沢山の干しなすを食べることを諦めていました。
成功した干しなすのレシピ
初めての干しなす料理が失敗してから数週間、実家の母に美味しくなかったことを伝えてみました。
そうしたら、調理してみてくれるとのこと。
そして干しなすを母に託しました。
後日、実家に行った時、何気なく干しなす料理が出てきました。
それがこちら。

干しなすのきんぴらです。

これがご飯にかけて食べると、とても美味しいのです!

失敗した料理と同じ干しなすとは思えない美味しさでした。
母に聞いたレシピは以下の通り。
干しなすきんぴらのレシピ
<材料>
※煮物調味料はみりん、砂糖等で代用可
- 干しなす
- ゴマ油
- ごま
- かつお節
- 唐辛子
- お酒
- 煮物調味料
- 醤油
<手順>
- 干しなすを水で戻す
- なすを絞って、2、3ミリに細かく切る
- 熱したフライパンにごま油を入れて炒める
- お酒、煮物調味料、醬油少しを入れながら味つけをする
- なすが硬かったら水を少し入れながら好みの硬さになるよう炒める
- ごま、かつお節、唐辛子をお好みで入れて混ぜながら少し炒める
補足をいれながらもう少し詳しく説明します。
干しなすを水で戻す
朝干しなすを水に浸けて、夕方から調理を始めました。
戻るのに時間がかかる印象です。
あと、水で戻しても、そんなに膨らみません。
なので「あんまり戻ってないな」と思ってもそのまま調理を始めてOKです。
なすを絞って、2、3ミリに細かく切る
さて、調理開始です。
まず、なすの水けを絞り、細かく切ります。
以下図のように、横に2、3回切った後、縦に千切りします。

熱したフライパンにごま油を入れて炒める
続いて、熱したフライパンにごま油を入れて炒めます。
お酒、煮物調味料、醬油少しを入れながら味つけをする
少し炒めたら、味付けをしていきます。
調味料はきんぴらを作る時と同じです。
我が家では煮物調味料を使いますが、なければ砂糖、みりんなどで代用可です。
因みに我が家で使っている煮物調味料はこちら。

人に教えていただいたのですが、美味しくて本当によく使います。
なすが硬かったら水を少し入れながら好みの硬さになるよう炒める
炒めながら、ナスの食感を確認します。
母の場合は少し硬く感じたようで、水を足して炒めることで硬さを調整したそうです。
ごま、かつお節、唐辛子をお好みで入れて混ぜながら少し炒める
仕上げにごま、かつお節、唐辛子をお好みで入れます。
混ぜながら少し炒めれば、完成!

ごはんのおともに最高です。
以上、成功した干しなすのレシピについてでした。
おわり
一度諦めたものの、結果的に美味しい干しなす料理ができました。
手元にある干しなすを「どうしていいか分からない」方や「なすって乾燥させて使い道があるのだろうか?」と疑問の方の参考になれれば幸いです。
今回の記事は以上です。
最後までお読みいただきありがとうございました。
